いよいよ、第3問です。
センター試験 英語(筆記)は、
この第3問以降がメインディッシュ。がっつりといただきましょう。
第3問以降がメインディッシュであることは、大学入試センターも以下のように公表しています。
大学入試センターは、センター試験を実施後に、「試験問題評価委員会報告書」というものを作成しなければなりません。
その中に、実際に問題を作成した方々が執筆する「問題作成部会の見解」というものがあります。
問題作成者の本音が垣間見えるので、【こ】は毎年読んでいます。
そこでは、以下のように書かれています。
第1問 音声の
知識について問う問題
第2問 語彙・文法・語法・言語使用の基本的な
知識を測定する問題
第3問 談話レベルにおける
文章の理解力を測定する問題
第4問 図や表から必要な情報を読み取り、
英文を理解する力を測定する問題
第5問 出来事の展開を叙述する
文章の理解力を測定する問題
第6問 まとまりのある説明的な
文章の理解力を測る問題
つまり、センター試験 英語(筆記)の問題は、
① 知識を問う問題(第1問~第2問)【配点55点】
② 文章の理解力を問う問題(第3問~第6問)【配点145点】
の2グループに、明確に分けて作られているのです。
つまり、つまり、
第1問~第2問は、知識を問う問題なので、知ってるか知らないかが勝負。
時間を使うだけムダなのです。
そして、配点145点のメインディッシュが、第3問~第6問なのです。
これらは、「文章の理解力」を問う問題なので、時間を使うなら、こちらなんです。
あ~、前置きが長くなってしまった。
ここから、本題に突入します!
第3問Aは、「言葉の意味を類推する問題」で、配点は各4点です。
1問2分で解けばOKなので、焦る必要はありません。
最近は、会話形式の場合が多いですが、この場合、
下線部の後の「相手の会話」がポイントの場合が多いです。
下線部の語句に反応した会話内容が来るので。
第3問Bは、新形式の「不要な文を削除する問題」で、配点は各5点です。 (ここからは、全部5~6点の問題ばかりです。)

この問題は、ボーッと読んでしまうと、答えがなかなか見つかりません。
全く関係のない文章は入っていないからです。
コツは、「話のテーマは何なのか」を意識しながら読むことです。テーマを明確に意識することで、不要な文章をはじき出すことができます。
第3問Cは、「発言の趣旨を問う問題」で、配点は各6点です
この問題のポイントは、テーマが何かをきちんと把握して読むことです。
「テーマが何か」については、
①おおまかなテーマを冒頭で日本語で示した上で(緑枠の部分)
②司会者がより具体的にテーマを設定します(赤枠の部分)にもかかわらず、この部分を適当にチラ見をして終わる人がいます。
せっかくのヒントなのに、もったいない!
解くに、だんだんと問題形式に慣れてくると、司会者の発言部分を読まない人までいます。
カバ野郎!です。
実は、この「テーマが何か」という問題は、第3問~第6問を通して、決定的に重要な問題です。「何の話か分かれば分かりやすいし、何の話か分からなければ分かりにくい」というのは、当たり前の話ですから。
「何の話だろうか?と思いながら読む」というのは、英語でも国語でも、共通の基本動作です。【こ】
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