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ZMS古文単語 【第3回】  

物思い第3回目は、№161
「こころづくし」 です。
この「こころづくし」は、前回の「こころづく」とメチャよく似ているのですが(一字違い)、
くまのプーさん」と「あくまのプーさん」くらい違います。

「こころづくし」は、「心くし」と漢字を当てます。← 「心くし」ではない !
つまり、「こころづくし」は、心が尽きるわけですから、
心がどんどんすり減ってしまい、つらいわ(泣)
というイメージの語です。したがって、現代語に訳すと、
「いろいろと物思いをすること・あれこれと深く気をもむこと」
となります。
「こころづく」が、心にピタ・ペタ来る、プラスのイメージであるのに対し、
「こころづくし」は、心がすり減ってつらい、マイナスイメージなのです。
  【こ】

【関連語】№222「つくづきし」「つきなし」、№235「こころづく」「こころづきなし」、

【例文】木の間より漏りくる月の影見ればこころづくしの秋は来にけり。(古今和歌集・秋上・一八四・読み人知らず)
【例文訳】木の間よりもれて来る月の光を見ると、あれこれと物思いをして心をくだく秋は来たのだなあ。

例文の歌の「心尽くしの秋」という含蓄ある言い方が気に入られて、「心尽くし」は秋の情趣にふさわしい用語となった。『源氏物語』〈須磨〉の「須磨(すま)にはいとど心尽くしの秋風に…」([訳]須磨ではますます物思いを尽くさせる秋風が吹いて…)で始まるくだりは、古来景情一致の名文とされているが、ここに引かれているのが「木の間より…」の歌である。秋の情趣は、この歌によって深まったのであり、『源氏物語』はこの歌を効果的に用いている。【三省堂 学習用古語辞典】

現代語では「心づくし」といえば、「心づくしの贈り物」「心づくしの手料理」など、「相手のことを思って、心をこめてすること。(『新明解国語辞典』)」の意味ですが、古語では「さまざまに気をもむこと。心労の多いこと。また、物思いの限りを尽くすこと。(『全訳読解古語辞典』)の意で、ニュアンスが少し異なります。

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[2016/06/12 14:16] 「ZMS古文単語」 | コメント (0)

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