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Affirmative Action ② 

すみません。「続きは、また明日」と書きながら、明日どころか。。。(T_T)
ただ、とても重要な言葉(概念)なので、ぜひぜひ理解しておいて欲しい。
Affirmative Action (アファーマティブ・アクション)
※ 前回の記事は、こちらから。→ http://toshinzms.blog50.fc2.com/blog-entry-4505.html

前回の記事で、Affirmative Action のイメージはつかめたかと思う。
また、「平等」の観点からすると、「いい制度じゃん」って思うかも知れない。
でも、実は、「不平等」な側面もある。
例えば、前回の記事の問題を思い出して欲しい。

アメリカの黒人の人口比率(全人口に占める黒人の割合)を15%だとする。
ところが、公務員における黒人は5%しかいないとする。
この事実をどう考えるか ?

つまり、適正な試験結果に基づけば、公務員における黒人の割合は5%なのである。
ところが、Affirmative Action によって、この割合を15%に増やすというのは、結果的に、他の人種よりも低い得点で、黒人は公務員になれるということを意味する。
これは、例えば白人からすると、「逆差別」だということになる。

また、Affirmative Action は、「公務員試験」に限った話ではなく、「大学入試」でも、広く実施されている。
「公立大学(州立大学とか、市立大学とか)」は、もちろん、
※ アメリカにある国立大学は、「陸軍士官学校」「海軍兵学校」など、フツーじゃない大学ばかりです。
私立大学でも実施しているのが一般的である(程度の差はあるが)。

例えば、ハーバード大学。
名門私立大学として知られているこの大学の Affirmative Action が、問題になっている。
詳しいことは、こちらを読んで欲しい(英文だけど)。

Harvard accused of bias against Asian-Americans

一応、概略を書いておくと…、

> ハーバード大学が、アジア系アメリカ人の、合格ラインを他のグループよりも高く設定している。
> この点につき、NPO団体をはじめとした64団体が(差別であると)提訴している。
> 団体によればSAT(大学進学適性試験)の結果では、アジア系アメリカ人は、平均して白人より140点、ヒスパニック系より270点、アフリカ系アメリカ人より450点も高くないと入学できていないとしている。

う~ん、難しい問題だよね。
実は、ハーバード大学は、アジア系の学生数を、全体の20%に制限している。
これは、アメリカの人口に占めるアジア系の割合が5%に過ぎないことを考えると、優遇しているともいえる。
他方、SATの結果では、上位50%がアジア系なので、20%では低いともいえる。
大学としては、人種の多様性を維持することは大切なことなので、学生の50%がアジア系というのは、避けたいところだろうし。

ちなみに、ハーバード大学に在籍している日本人は少ない(10人程度)。
これについて、「最近の日本人は、内向き志向だ」なんて意見があるけど、原因は、このAffirmative Action。
大学がアジア系の学生数を全体の20%に制限しているので、ハーバード大学に在籍するアジア系は、成績が優秀なインド人と中国人ばかり。日本人は、インド人と中国人に成績でかなわないので、ハーバード大学に入学できないのだ。

長い文章を、最後まで読んでくれたキミはすごい!!!!!  【こ】


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