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そのモノの周りを見よ ⑤ 

昔は(というか、今もかな)、「苦労すればするほど、身につく」とか、「考えれば考えるほど、身につく」とか、マジで言われてました。もちろん、苦労すること、考えること、は大切です。しかし、物事には、限度があります。
例えば、2年くらい前かな、あるバイオリン制作コンクールで優勝したのは、イタリアのバイオリン制作学校で、たった8か月学んだ学生でした。それまでは、職人のもとで、15年修行して1人前と言われていたそうです。日本でも、昨年、3か月だけ寿司学校で学んだだけの寿司職人がミシュランに掲載されて話題を呼びました。「飯炊き3年、握り8年」と言われる寿司職人の世界より、3か月60~80万円の専門学校の方が合理的な場合もあるのです(もちろん努力は必要ですが)。
知らないことを自分で努力してつかむ必要性を全否定しませんが、ほとんどの場合、知らなくてよいことなんてありません。まず、知ることです。精神的なことは、そのあとでいいです。

でも、「論理学」の授業は、考えさせ続けます。まったく解答を教えてくれない。実は、先生もわかってないから(笑)。でも、方法論は、教えてくれました。大切ですよ、方法論は。

結局、長くて地味な数か月(長い!)を経過した頃に、【こ】が気がついたのは、最初の1週間で図書館で調べた2点の中に、答えのヒントがあったということです。

(再掲載するね)
①「フロン」というのは、日本での俗称で、世界的には、デュポン社の商品名である「フレオン (freon)」と呼ばれていること。
② フロンガスの比重は、約1.4で、空気より重いこと、です(理学部の友人は、3.1だと言ってましたが)。

実は、ほとんど無視していた①が重要だったんです。
どこが ?
「デュポン社の商品名」という部分です。これが、「(正面ではない)周り」だったんです。

インターネットのない時代ですから、手に入る知識にも限界がありますが、以下のことがわかりました。
① フロンガスの特許は、デュポン社が所有している。
② しかし、その特許権の失効が1978年(1983年当時からすると、5年前)に迫っていた。
③ 最初は、フロンガス規制に大反対していたが、途中から、強力なの規制推進派に変わっている。

これらの事実から、推論したのが、以下のストーリーです。

① デュポン社は、フロンガスの特許収入で莫大な利益を上げていた。逆に言うと、その特許権を失効すると、その莫大な利益が吹っ飛ぶことになる。
② また、地球の温暖化の犯人として、フロンガス犯人説が叫ばれ、フロンガスの規制が始まろうとしていた。そこで、フロンガスの代替商品を開発したものの、従来のフロンガスより高額商品のため、販売の不振状態が続いていた。まさに、八方ふさがりの状態だった。
③そこで、デュポン社考え付いたのが、起死回生の一策、フロンガス規制の徹底した推進です。
なぜ、莫大な利益をもたらしてきた自分の特許商品を規制するのか。それは、フロンガスを徹底的に規制し、使えなくなることにすれば、必然的に、フロンガスに変わるものが必要となり、そのことは、デュポン社が開発した代替ガスが「自動的に」売れることを意味するからです。
④しかも、デュポン社は、化学兵器、原子力兵器の開発に関わってきた経緯から「死の商人」と呼ばれていましたが、「環境保護」を推進することにより、「地球にやさしい企業」へのイメージを獲得できた。

この「推論」は、どうでしょうか ?
私は、この推論に合理性があると思います。

この推論のキーポイントは、フロンガス犯人説が正しいかどうか(正面)は、実はどうでもよいということです。「環境」は、言わば「呪文」のようなものです。
「環境に良い」と呪文を唱えれば、マネーが動くのです。「環境が悪い」と唱えれば、マネーが動くのです。
「環境」は、お金になるのです。
 

硬い内容の長い文章なのに、最後まで読んでくれてありがとう。    【こ】
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